画像AI技術を活用すると出来そうなことのアイディア

今回は、弊社の画像AI技術を活用するとこんなことができるのでは? と考えた業務改善・DX化のアイディアを紹介します。

アイディア1:画像AIで紙とデジタル管理の併用

弊社の画像AI技術と弊社独自開発のOCRエンジンを応用すると、台帳やホワイトボードに手書きしていたスケジュール管理を、そのままオンライン化することができます。
ホワイトボードに手書きしたスケジュール情報(予定表)を撮影し、その画像データを画像AIで文字認識し、データ化ができます。これを、オンラインのスケジュール管理表に自動記入すれば、現行の運用はそのままにオンライン化でき、外出中のメンバーにも最新の予定を共有することが可能です。弊社では、認識したデータをお客様の社内システムが取り込める形式への加工(一部システム開発含む)も対応しています。
また、文字の他にも、機器等の画面表示されている数値データ(7セグメント)の認識、印鑑の合致も判定可能です。手書きの文字のくせや、表示画面に傷がついて表示が見づらい場合でも、目視で判別できるレベルであれば概ね認識可能です。

アイディア1:イメージ図

アイディア2:画像AIでSDGs

弊社の画像AI技術を応用すると、不用品や廃棄物の分別作業の効率化がはかれます。
写真から、廃棄物の材質を特定、個数・量などを推定し、分別の方法/処分費用/分別の方法/処分時の環境負荷(Co2排出量など)を表示できます。また、中古売買されているものであれば、中古査定価格を、金属が含まれるものであれば、金属の種類や量なども表示ができます。 利用者は、捨てるならどうしたらいいのか?を簡単に知ることができ、本当に捨てるか?の検討材料にできます。
表示情報の追加も可能で、処理事業者側の使い方として、処分時の受入れルールや注意点、業務ノウハウをワンポイントで出すなどもできるでしょう。

アイディア2:イメージ図

洋服を認識したのち、価格/素材/処分時のCO2排出量/処分時の水の量を表示します。きちんと並べられていなくても認識できます。

アイディア3:画像AIで保険・保障

弊社の画像AI技術を適応すると、レンタカーの借り受け・返却時にスタッフさんと状態を確認するような事を、オンライン/非対面で行うことが可能となります。特に、「モノ」に対する保険・保障の分野で申請内容確認・状態確認作業の効率化が図れると考えます。
具体的には、保険対象の外観をエンドユーザーに定期的に写真撮影して記録してもらいます。保険会社は、その写真から状態を画像AIで判別しておきます。こうすることで、トラブルに遭い保険の支払い申請があった場合、その保険申請が適切かどうか?保険対象のモノか/同一機種の別端末とすり替えが起きていないか?前回の撮影データでは傷が無いか?などを速やかに判断し、交換機器や保険金の支払い手続きをすることが可能です。

イメージ図3:イメージ図

アイディア4:画像AIで個人情報保護

オンラインで必要書類や資料を写真撮影して提出する場面も増えてきました。この際に、必要な情報だけを適切に保存・管理することができます。
例えば、画像データから必要な情報だけをテキストデータ等として取り出す・不要情報の箇所を学習させ自動判別し、不要情報を消す(マスク処理)加工をすることが可能です。
撮影方法のアナウンスで「XXは写さないでください」等と指示することは出来ますが、100%守られるわけではありません。守られなかった場合、スタッフが目検でチェックし、画像の編集(消込)をする必要が出てしまいます。これらの作業負荷を画像AI技術で軽減できます。

イメージ図4:イメージ図

今回は、画像AI技術を活用した業務改善・DX化のアイディアを紹介しました。A.N.LABでは、弊社の画像AIツールが実際にお客様の業務に役に立つかどうかをサービス検証できる無料トライアル期間を設けています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
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