2014年7月11日
最近、個人用の3Dプリンタを買いました。
子供と一緒に、色々な3Dモデルを作り、造形し、楽しんでいます。
自ら3Dモデルを作るには、Sketchupというフリーのソフトを使っています。
これはかなり使いやすいソフトで、Youtubeにたくさんの無料教材があり、小学生の子供でも3Dモデリングが出来てしまうのです。
ただし、スクラッチから作るのが困難な場合があります。例えば、玩具やフィギュアなどからモデルを作りたい時があります。実物をスキャンして、そのデータの元に少し修正し、オリジナルのフィギュアを作りたいのです。
そういうわけで、実物を3Dスキャンできる方法が無いかを探ってみました。
専用3Dスキャナーを買うかどうか迷っています。先ずは、ソフトウェアで出来ないかを検索してみました。
スマートフォンで3Dスキャンできるアプリを3つ見つかりました。
1. Shapematic (有料)
2. Trimensional (有料)
3. 123D Catch(無料)
実物は、キャップ付きのコーヒーカップで試しました。(オリジナルデザインのコーヒーカップを作りたかった。)
それぞれのアプリを試しました。
1. Shapematic
実物を廻って、色々な角度から写真を撮れば、3Dモデルに合成してくれるアプリです。
前の角度で撮った写真がカメラビューに薄らに映って、次の写真を正確な位置で撮らせる工夫などがあり、使いやすかったです。
4−5枚の写真を撮れば良いとチュトリアルに書いてあったので、適当に廻って4−5枚を撮りました。
アプリが15分ぐらい処理して、結果的に「失敗しました」のようなメッセージが出ました。ガッカリです。
15分も待たせられたら、さすがにもう一度チャレンジする気分にならず、次のアプリに行きました。
2. Trimensional
これも、物の写真を撮れば、3Dモデルにしてくれるスマホアプリですが、ダウンロードして起動したらインカメラーしか起動しません。
おそらく顔撮影専用のアプリです。
無理矢理コーヒーカップをインカメラで撮影したら、ごちゃごちゃなデータが出来上がったので、諦めました。
3. 123D Catch
使い方も上記の2つのアプリに似ている部分があります。
実物を廻って、複数枚の写真を撮れば、3Dモデルにしてくれます。
但し、枚数がShapematicより多く要求されます。20-40枚が必要です。
どの角度から撮られて、どの角度から撮られていないかを教えてくれる印が画面の左下にあり、助かりました。それにしても、角度に合わせて20枚以上撮る作業は、大変でした。
結果的に、頑張って20枚撮りましたが、合わせられない角度がまだ2−3個残っています。
この20枚をアプリが20分ぐらいかけて処理しました。どうやらサーバに写真に送って、あそこで処理したように見えます。
出来上がりがこちらです。
何とか形になっていますが、一部分が欠けているのと、キャップのところがグネグネになっています。
やはり、写真撮影にもコツが要るようですね。
このままだとまだ使えないが、123D Catchアプリなら、練習すれば何とか使えるようになる気がします。
もう少し頑張って使ってみます。使い方のコツが分かれば、また共有します。