2013年11月19日
理由解説システムNarrative Insightに関して、特許庁へ特許出願をしました。
本特許出願は、HORBALの新城 健一さんとSHIFTの小田嶋 太輔さんとの共同研究の成果です。
(リードは新城さんです。)
一言で、何の技術かを説明しますと、
1)テレビでニュース解説で有名な池上彰さんのシステム版です。
一見何も繋がりの無い2つのニュースの間の、奥深い関連性を膨大な知識から引き出し、納得ができる面白いストーリすることができます。
例えば、中国のFoxconn工場での自殺事件は、なぜAppleの株価へ影響し得るのか、IT業界の知識を持っている皆様なら解説できるでしょう。
そのように、各会社・業界の関係や、関連性のある出来事を過去記事から取り出し、一見何も繋がりの無い2つのニュースをストーリで繋げていくのは今回の技術の特徴です。
2)ぞれぞれの選択肢のメリットを説明してくれるコンシェルジュのシステム版です。
彼女とのデートで店を探す場合、似ているような店がいっぱい出て、どれにするかは迷ったことはありませんか?
初デートの場合、Aの店なら20階で夜景が綺麗だとか、Bの店のシェフの修行歴がすごく、話のネタになりやすいとかをオススメし、
普通の週末のデートの場合、 Aの店は映画館などに近いから食事の後の楽しみが多いとか、Bの店のレジピが健康的で、一週間の疲労が取れるとか
といった、ユーザの動機によって、それぞれ選択肢の理由をデータベースから生成するエンジンです。
もちろん、これはまだアルゴリズムの考案段階で、実現させるためには、膨大な知識ベースを今から作成しなければなりません。解決しようとする特定業界の課題によって、必要となるデータのソースや理由出力の形態が変わったりします。
まだこれからですが、ご興味のある方はぜひお問い合わせをして下さい。