「雑学」iPadマルチタッチ画面でどこまで変わったことができるか

2013年11月23日

今まで、色々なスマートフォンアプリの企画で、色々な変わった検証実験をしました。

今日は人間の手とiPadのマルチタッチ画面との実験結果を共有したいと思います。
(主にiPad2で実験した結果ですが、最近のiPadでもあまり変わらないようです。)


1)iPadのマルチタッチ画面って、何タッチまで同時にできるのか?

両手の10本の指の位置までは同時取得できることがわかりました。

理論上は20点までらしいです。まさか、10本以上の指を持っている人たちのためまで、アップルが考えているのか?(笑)


2)iPadのマルチタッチ画面で、指紋が取れるのか?

色々試したが、うまくいっていませんでした。指紋らしいの模様も取得できていませんでした。

おそらく、タッチの点として認識されるためには、接触エリアの最初面積が必要でしょうね。細かい凸凹は個別のタッチとして認識されていません。


3)iPadのマルチタッチ画面で、手の平の形が取れるのか?

残念ながら、綺麗には取れません。

指先、指本体と、指の元に近い手の平の部分はよく反応し、綺麗に形を取れましたが、
手の平の下の半分(手首の近い部分)は殆ど反応しません。

注1)手の甲には反応しません。
パンチを使ったゲームのアイデアは残念でした。

注2)人間の舌には反応しません。
舌を使おうとするアプリの企画自体が凄かったのですが。。。。


4)iPadのマルチタッチ画面で、指の圧力を計れるのか?

Zen Pianoのように、指のタップの力をどうやって計るの、という相談をしばしば受けています。

Zen Pianoの技術は特許申請中の技術らしいですので、はっきりは分かりませんが、指の接触面積の広がり度合いから、タップの力を計算しているのではないかと思います。

実際試したところ、タップ時の指の接触面積はかなりの精度とスピードで計れることがわかりました。

じゃ、iPadに乗って、体重を計れるか、というアイデアを教えて頂いた方がいます。残念ながら、足裏の肌はタッチパネルとの相性が悪く、あまり精度が出ません。
10本の指で逆立ちしてくれるユーザがいるなら、体重計アプリは作っても良いと思います。(笑)